Topics : 東北本線・SLふくしま復興号試運転集録 |
2012年7月28・29日にJR東北本線で、SLふくしま復興号が運転された。 東日本大震災で甚大な被害を受けた東北地方の地域経済復興・観光客誘客支援の一環として、 2011年6月2日に奇跡的復活を遂げたC6120号機関車の旧型客車牽引による特別運転が行われる事に成り、 2011年11月20・21日に東北線一関駅〜北上駅間でSLいわて復興号が運転されて、 今回のSLふくしま復興号が東北線の郡山駅〜福島駅間での運転が二回目となり、本運転に先立ち7月21日から試運転が行われた。 常磐線無煙化によりC61列車が福島路線から姿を消して以来の45年ぶりの復活運転となった。 ★ 画像をクリックすると拡大されます! ★ ★2012年7月21日:C61ふくしま復興号試運転列車初日集録 今回のSLふくしま復興号試運転列車の集録を何所で行うか数か所ロケハンして検討した結果、 本宮駅発車後に約4kmにわたる10パーミルの登坂区間がある本宮駅〜杉田駅間で集録する事にした。 良煙走行を期待して国鉄時代の往時の走行光景を偲ぶことが出来る此の場所で集録することにした。 試運転初日の為なのか、電化区間の平凡なロケーションの為なのか、意外なほどに同業者が少なく快適な集録が行えた。 ★ 第一集録地: 大玉村玉貫地区(本宮駅〜杉田駅間) 定刻に本宮駅発車の汽笛が聞こえ、良煙での登場を期待しつつ待つ事しばし、 C61試運転列車は期待通りの良煙で、大山登坂路を驀進してきた。(列車登場・Am.10:38) ★2012年7月29日:C61ふくしま復興号本運転列車初日集録 此の日の本命列車集録前に、福島県内路線での初めての寝台特急カシオペア号の快走ぶりを撮影する事にした。 此の地には早朝5時に到着して夢列車の登場を待つ事にしたが、早朝とは言え日中の猛暑を窺わせる蒸し暑い状況であった。 ★ 第一集録地:大玉村諸田地区諸田踏切(本宮駅〜杉田駅間) 此の日の旅客列車の最初はEF510−509機牽引のカシオペア号で、蒸し暑い早朝の鉄路を颯爽と駆け抜けていった! 2011年7月2日の上越線迂回運転で対面して以来の一年ぶりの再会であった。(列車登場・Am.06:02) カシオペア号通過の約20分後に、カシオペア色の僚機EF510−510機に牽引された北斗星号が快走して行った。 かつて多くの寝台列車が活躍していた東北線での最後の定期寝台列車となった北斗星号の行く末は如何に!(列車登場・Am.06:24) 1967年に常磐線全線電化完成により、仙台からの旅客列車(234レ)をC614機が牽引して最終運転して以来の45年ぶりのC61機復活であった。 以来多くの優等列車が活躍していた常磐線が2011年3月11日の東日本大震災による未曾有の大津波により 広野〜原ノ町駅間と相馬〜亘理駅間で甚大な被害に遭い、列車運行不能状態と成ってしまった! 常磐線完全復旧の際には、C6120機による復興祈念号が運転されることを熱望しつつ猛暑下での集録を終了した!(列車登場・Am.10:35) |