Topics : 上越線・SLみなかみ号初集録 |
2010年5月1日から5日まで上越線高崎駅と水上駅間で、SLみなかみ号が運転された。 今回運転されたD51498機には、後藤工場型門デフが標準デフに代わり取り付けられ、更に集煙装置が取り付けられる特別装備仕様と成った。 そこで初めて上越線へSLみなかみ号の集録に行くことにした。 ★ 画像をクリックすると拡大されます! ★ ★2010年5月1日:JR上越線SLみなかみ号初集録 @ 4月30日午後23時頃に仙台を出発し国道48号で天童に向い、国道13号線で米沢に行き、国道121号線で喜多方経由で国道49号に出た。 5月1日午前5時頃新潟県阿賀町の道の駅・阿賀の里に到着して暫しの休息を取った。 その後、馬下付近のロケハンを行い今後の集録の為の撮影地を確認して、午前7時頃に磐越道安田ICから群馬県みなかみ町に向かうことにした。 磐越道安田ICから関越道みなかみICまでは2時間程の道のりであった。 午前9時30分頃に群馬県みなかみ町に到着して、事前に考えていた数か所のロケハンを行い、 結果的にみなかみ町小日向地区の諏訪峡沿いの撮影地で集録を行うことにした。 1)第一集録地:みなかみ町小日向地区(上牧駅〜水上駅間) 群馬県みなかみ町を訪れたのは仕事で訪れた時以来の約25年ぶりのことで、SL列車の撮影の為に訪れたのは初めての事であった。 列車登場までの間は、五月晴れに恵まれた諏訪峡の景観を堪能しながら休息を取って待機を行った。 諏訪峡を流れる利根川の音に、待ちかねたD51の汽笛が響きわたり、D51498特別仕様車が黒煙を吹き上げて登場してきた。 2008年10月に東北本線でのSL仙台宮城DC号として活躍したD51498機と対面して以来の対面で、 今回のD51498機は全くの別人の様相であった。(列車登場:Am.11:59) 2)第二集録地:水上駅 諏訪峡での集録後に水上駅に移動して、D51498機と改めて面会することにした。転車台付近には、既に多くのギャラリーが集まっていて大変な賑わいであった。 改めてD51498機を観察して後藤式門デフの大きさと集煙装置の装備により、今まで目にしたD51498機とは別人の様相で勇ましさを感じた。 水上駅のSL広場は嘗て水上機関区の機関庫が有った場所で、転車台周辺が公園化整備されて水上駅の新名所と成って居た。 3)第三集録地:みなかみ町上牧地区(上牧駅〜水上駅間) 水上駅でD51498機と対面後に、上り列車集録の為に数か所ロケハン後に上牧駅で残雪に輝く谷川岳を背景にしてSLみなかみ号上り列車を撮る事にした。 谷川岳を背景にする他の場所は既に多数の先着者が集まっていたので、雑踏を避けて上牧駅で撮る事にしたのであった。(列車登場:Pm.15:27)
春霞がかかるも傾きかけた陽光に照らし出された谷川岳と散り残る桜を背景にSLみなかみ号は快走して行った。 4)第四集録地:渋川市八木原地区(渋川駅〜八木原駅間) 上牧での集録後に八木原付近で本日の最後の集録を行う事にして移動を開始した。 しかし、沼田市街地を貫けるのと渋川市街地手前で国道の渋滞に捕まり移動時間の浪費が発生して、八木原での集録が微妙になった。 なんとか列車登場に間に合い、夕日に浮かぶ赤城山を背景にする場所で撮影することが出来た。(列車登場:Pm.16:50) ★2010年5月2日:JR上越線SLみなかみ号初集録 A 5月1日は諏訪峡で下り列車を集録して、上り列車は上牧・八木原の二か所で集録した。 5月1日の夜は月夜野の道の駅で車中泊を行い、5月2日の集録予定を検討した結果、棚下地区に腰を落ち着かせて撮る事にした。 1)第一集録地:渋川市棚下地区第三利根川鉄橋眺望地(津久田駅〜岩本駅間) 早朝5時には棚下地区のロケハンを始め、下り列車は棚下不動尊の見晴らし台から撮る事にして、待機体制に入った。 五月晴れに恵まれて、のんびりと待機時間を周囲の景観を眺めて過ごし、午前11時20分頃に待ちかねたSL列車の黒煙走行が視界に入ってきた。 春光を浴びて黒煙を棚引かせて力走するSL列車の走行光景を堪能する至福の時であった。(列車登場:Am.11:20) 2)第二集録地:渋川市暮沢地区第二利根川鉄橋眺望地(津久田駅〜岩本駅間) 棚下での集録後に周囲のロケハンをしながら、津久田に移動して第二利根川鉄橋の橋元に立つと対岸に俯瞰出来そうな場所が有るのが判り、 第三利根川鉄橋は見えないものの、渋川市上組地区から眼下の第二利根川鉄橋まで一望できる事が判り、上り列車の集録を此の場所で行う事にした。 上組東地区に登場した時には無煙走行であったが、暮沢地区に差し掛かると黒煙を吐き始めた。 そのまま黒煙を吹き上げ続けて、眼下の第二利根川鉄橋を渡って行った。(列車登場:Pm.16:06)
此処の棚下地区は、赤城山麓の末端と榛名山麓の末端に挟まれた盆地状の地区で、第二鉄橋と第三鉄橋が両端付近にある事が判った。 |