SL鉄人物語別館

秋田DC号

集録記 C


(秋田駅〜横手駅間)


2013年10月14日









秋田DC号集録記 C


Topics : 奥羽本線・SL秋田こまち号集録
2013年10月12〜14日に、JR奥羽本線秋田駅〜横手駅間で、SL秋田こまち号が運転された。

2013年10月1日〜12月31日に開催される大型観光キャンペーンである秋田DCの開幕イベント列車として運行されたのである。

本運転に先立ち、10月5・6・8・9・10日の5日間試運転が行われ、C6120機関車が旧型客車6両を牽引して、各日一往復運行された。

奥羽本線秋田駅〜大曲駅間では、秋田新幹線との並走区間があり、SL列車運行時には数か所で秋田新幹線車両との並走が見られた。


★ 画像をクリックすると拡大されます! ★


2013年10月14日:C61秋田こまち号本運転列車集録 

2013年10月14日午前5時頃に錦秋湖畔の川村美術館で川尻鉄橋を走る臨時寝台急行おが号の撮影のために現地入りした。

此の日は川尻鉄橋の撮影終了後に、再び奥羽本線刈和野駅に戻って、SL秋田こまち号本運転最終日の集録を行う事にした。


★ 第一集録地(北上線・臨時寝台急行おが号下り列車) : 西和賀町川尻地区(川尻川鉄橋)

   

濃霧の立ち込める錦秋湖畔の川尻川鉄橋で、驚くほど殺到した撮影者の見守るなかを、DE10機牽引の寝台列車が登場して来た!(列車登場・Am.07:52)

当初は川村美術館で撮影する予定であったが、錦秋湖一帯は濃霧に覆われて対岸の川尻川鉄橋も見えない状況が続いていた。

午前7時頃まで状況好転を期待して待ったが視界不良が続いたために、やむなく町役場附近に移動して撮ることにした。

視界不良の影響もあってか、驚くほどの撮影者が殺到して100名程になっていた。


★ 第二集録地(上り列車) :  大仙市刈和野地区(垂部川橋梁)

刈和野には午前9時頃に現地入りできたので、垂部川橋梁で予定通りに集録する事にした。

10月13日に横浜駅を出発して、東北本線・北上線を経由してきた臨時寝台急行おが号は、刈和野駅でC61列車と列車交換になった。(列車登場・Am.09:53)

   

C61秋田こまち号本運転下り列車の登場時間が迫るにつれて、船岡トンネルへの登坂路は山陰に覆われてしまった。

   


   

刈和野駅で臨時寝台急行おが号と列車交換後に、快晴の日差しを受けてC61秋田こまち号本運転上り列車が白煙を棚引かせて登場してきた。

機関車直後のオハニ客車には「なまはげ」が乗り込み、沿線に詰めかけたギャラリーに手を振っていた。(列車登場・Am.10:04)


★ 第三集録地(上り列車) : 横手市中河原地区(朝日川鉄橋)

   


   

同業の10名ほどのギャラリーがC61列車の登場を迎えて、「なまはげ」が手を振って応えている和やかな光景が見られた。(列車登場・Am.11:13)

順光の日差しを受けて、薄いながらも黒煙走行を見せながら秋田県の象徴「なまはげ」が手を振る光景は、C6120機にとって輝かしい一景となったと思われた。


★ 第四集録地(下り列車) : 横手市一ノ沢地区(朝日川鉄橋)

   

C61秋田こまち号本運転下り列車は、午後13時45分に横手駅を出発してラストランの旅路を秋田駅へ向かって行った。(列車登場・Pm.13:56)

此の地では冠雪抱く鳥海山が見られたが逆光となる為に背景にするのを諦めて、逆光度合いが低めの朝日川鉄橋での光景に絞って集録することにした。


此の地でC61列車の快走光景を見送って後に、試運転・本運転の4日間の集録を終了して、帰路に付く事にした。

inserted by FC2 system